資格商法(士商法)とは、士業(行政書士、社会保険労務士、司法書士等)や民間資格(業者が勝手に作った資格)の資格取得講座や、通信教育、資格取得のための教材等を販売しています。
「この不況の時代に資格をもっていた方が就職、昇進、独立に有利」
「収入がアップする」
「受講するだけで資格がとれる」
「資格を取れば仕事を紹介する」
等と言ったり、ありもしない資格をでっちあげて
「受講すると試験免除になる」
「もうすぐ国家資格になるから取得しておくなら今のうち」
等と騙したりし、言葉たくみに高額なローン契約で販売する悪徳商法です。
士商法(さむらい商法)とも呼ばれています。
忘れていた頃に連絡があります!!
「以前受講した講座が最後まで完了していないから、追加で受講料が必要」
「中断するなら集大成の教材を買わなければ辞められない」
と高額な教材を売り付けてきます。
その他
「あなたの受講期間内に発生した改正資料が残っているので必要ではなくても引き取ってもらわないと困る」
等と言われたり
「中断の手続きをしたのは分かっているがそれは実務の窓口で、実践の窓口は手続きがされていないので、処理しなければ以前にした中断の手続きは無効になる」
と、さらに高額な教材を売り付ける二次被害、三次被害も多く見られます。
資格を取った受講者に対して
あなたの名前が協会に登録されていて、取得した資格を維持するのに本来年会費を払わなければいけないのに、長い間未納になっている等と言い100万から300万の請求をしてきます。
「退会する為、登録抹消のための手数料が必要」
等という理由での請求や、
「被害者名簿にあなたの名前が載っているので、このままだといろんな業者から執拗な勧誘が続く」
等と言われ、名簿から削除するための手数料を要求してくるといった違う内容での被害も広がっているようです。